浅田次郎・2

1951年 東京都生まれ。                
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、    
1997年『鉄道員』で直木賞、              
2000年
『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞する。
他の著書に『蒼穹の昴』『霞町物語』『シエラザード』『きんぴか』
『プリズンホテル』『日輪の遺産』『天切り松闇がたり』『活動写真の女』
『見知らぬ妻へ』
『勇気凛々ルリの色』『沙高棲綺譚』など



 

文春文庫 2002年9月10日 第1刷
    2002年12月20日 第5刷
\590(税別)
上下巻共



み ぶ ぎ し で ん
『壬生義士伝』

単行本・文庫本あわせて、80万部突破!
と、文庫本の帯にうたわれてます。

2ヶ月と10日で、5刷までいってるんだから、
文庫本だけでもかなり売れてるみたいです。



 
幕末の頃、明治維新が1968年だから今からたかだか135年前の話で、「こんな時代だったんだ。」ということを強く再認識させられた次第です。いったい、歴史の授業で僕は何を学んでいたんだろう?
 というのは、徳川300年の体制がまさに崩壊しようとする、それまでの安定した時代から、飢饉も連続して続き「口減らし」や、刀での殺し合いはしょっちゅうありの物騒な世の中で、まさに時代の転換期に突入していった頃のことを、1冊の小説を通じてはじめて学んだ気がするからです。そんな中で南部(藩)の武士としての『義』を貫き通して生きていくしかなかった、新撰組吉村貫一郎とその家族の物語。そして、ほんの135年でこんなに日本の国の生活は豊かになり、コンピューター社会へと発展を遂げた。
 明治維新のタイミングとその後の政府の方針が良かったのか、はたまた第2次世界大戦の敗戦があまりにも強烈だったからなのか、僕自身の認識だけなのか、ちょっと前のこんな時代の感性が、置き忘れされかけていたんだと思います。
 だからかもしれない、80万部という多くの人に読まれてしまうという理由は。これを読んで感動し涙する人が、まだまだいっぱいいたんだということは、日本もまだ捨てたもんじゃないです。
 そして、ぜひ見てみたかった映画化された中井貴一演じる(とってもはまり役だった)吉村貫一郎を見てきました。12時45分開演で、2〜30人の行列ができていました。本を読んではらはらと泣かされ、再び映画館ではらはらと泣かされ、感動、さらに感動でした。
 『蒼穹の昴』もグイグイと引き込まれましたが、これもまさしく読ませます。さすが、浅田次郎!です。


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関連サイト『浅田次郎・1』

http://www.tkb2000.co.jp/bunka/book/asada/asada1.htm



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