2008.07.05〜

   ■本好きには、たまらない・・・なおかつ、おいしいコーヒーが飲めるなんて・・・


Raymond cafe (レイモンドカフェ)』

「古本屋カフェ」でリニューアル


岩見沢市5条西4丁目  

4.


■店主の心意気が、選ばれた古本とコーヒーに表れる・・・

● 同級生のよしみで、小さいけれど建築展を1年近く、ここでやらせていただいておりましたが、以前から抱いていた想いが溢れてきたのか、突然店主がスケッチとともに発したのが、「こんな本棚できないか。」
まあ、アイディアをデザイン的に詰めて「かたち」にするのは、お手のものであることをこの1年で了解しあっていたので、モノになるのは、早かった。


 


店主の本に対する考えは、装丁も含めてその本全体が「本」なのであって、
いわゆる文庫本のたぐいは、ここで扱う本にはしたくない、というもの 。
だから、単行本のみで、当然装丁もきれいなままのものがほとんど。
しかも、店主の好みがが全面に出ていて、
ミステリーやハードボイドなどや、多感だった70年代ものなど、
趣味がハマってしまうヒトには、コーヒーをおかわりしながら、
1日中長居しても飽きることはないと思います。





入ってすぐのアプローチの壁に、なつかしい映画のポスター。
映画の趣味も本と共通しています。



 
店内の本のスペースは、3カ所に分かれています。
ここは、入ってすぐの左側スペース。
白木の本棚は、新しく造ったもので、すべて店主がデザイン。



 
既設の展示棚もうまく利用されてます。




片隅のコーナー。
デスクは、店主のコレクション、椅子は当社のオリジナル「riza/ライザ」


*

ここで、「タケ家具工房」の新作
『RIZA/ライザ』の宣伝


きれいなシルエット。


 
 
キャバレーのライザ・ミネリから、イマジンエーション。
脚に、ストッキングは椅子にもです。


*



そして、カウンター席を向くと、店主と常連客一人。
窓側のブースが二つ目のスペース。



 
このスペースも、店主がデザイン。
とにかく、いかに本そのものを見せるか。
古本の新しい視点に、私も触発されました。




そのブースの窓



 
きれいな装丁は古本といえども、なるべくそのままで提供したい。
だから、すべての本にが薄紙でラッピングされてます。
そして、お手頃な価格で提供されているのです。
三つ目の棚が、奥に見えます。




振り返って、第1のスペースを見通したところ。
けっこう、いい感じでないのかい。


店主Nが、本にこだわっていたのは知っていたけど、
そして、たまに話しかけてくる相談が、こうゆう方向に向かっていたとは、
つゆ知らず、素直に応えていくとこうなったということは、
たぶん、想い通りに近いものになってのではないでしょうか 。

*

ただ、今回のこととは別に、
彼の想いを私なりにイメージしている店というのが、
実はあります。
駅前通りの再開発で発生した極半端な土地、
最低10坪くらいまでなら、OKなんですが、
その狭小地利用で、
木造3階で、でも階高は高く、10mいっぱいで、
その高さから太陽光が降り注ぎ、
上っていく階段の廻りの壁はすべて本で覆いつくされていて、
ツーバイシックスで立ち上がった壁と
10mの丸太でエントランスは、ひっそりと無表情で通りにたたずむ。
なんてのが、どうかなと・・・


*


1.
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