シリーズ・スローで手作りな山づくり

 当社創業者が植えたカラマツを間伐する・・



山の立木を見て、用途を具体的にイメージする。


4.
作業開始


3月15日・初日、



これが実測結果。
方位は、右が北、下が東。
下は、川瀬さんの牧草地で隣接部分が作業道路になっています。
お願いにいったら、枝がだいぶ伸び出していて迷惑を掛けていたようですが、
快く使用させていただく事になって、東面から開始することになる。
*
南北を30mづつに割るとおおよそ9分割でき、
上下になる東西は4分割して、作業ゾーンを22ゾーンに分けてみました。
一区画約1000Fちょっとで、計画からいくと25本から30本、
どうやら、これを1日でこなしていければ、ということになりそうです。



ウインチ付きブル搬入のため、
この日は磯川さんルートから入る。
南西面のトドマツ林、今日も晴天で気持ちがよい。
この日は、半日段取り、午後から市道沿いを試験的に切ってみる。
図の第10ゾーン。


  
搬入した当社のかなり年季の入ったD200ブル。ウインチが見える。



現代の木こりに欠かせない新品のエンジンチェーンソー。
日立とシンダイワの2メーカーで比較してみる。


 
伐採全本数に番号をふって、形状材積を記録する。
一応先端までパルプに利用する方針で行く。
この日の伐採本数、8本。
材積で1.178G、細物が多いですね。
この場合の材積は、皮むき状態の末口直径の二乗に長さを掛けるらしい。



前面道路の市道は、
1ヶ月月前から、間伐やるので除雪をお願いしていたら、
さすが対応素早く、さっそく初日に開けてくれました。
除雪対策室の人たち、どうもありがとうございました。

このあたりは、行政の協力なくして北海道林業は成り立たないことを、
やはり痛感する次第。

*

そして、翌・3月16日。


第1ゾーン東面で。


 
作業工程は、こうです。
私のセンスで選木された木の周りをまず、除雪。


 
そして切り倒し、枝をはらう。


 
そして、長さを切りそろえながら形状を取り、搬出に備える。
この日の本数、22本、材積で、3.2945G。
徐々にペースをつかんできたようです。


5.
「スローで手作りな山造り」が見えてきた・・・




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