シリーズ・スローで手作りな山づくり

 当社創業者が植えたカラマツを間伐する・・



山の立木を見て、用途を具体的にイメージする。


5.
「スローで手作りな山造り」が見えてきた・・・


3月18日、
今日も初春の気持ちのよい晴天。




作業分けゾーンは、全部22ゾーン。


ゾーン@東面、隣接部分の作業道路側に集積。
青空が美しい。


 
中がだいぶ透けてきたのがわかります。
外からと中から。


 
中で倒した丸太を整理する逆光の黒い蔭は、市川さん。


 
それを集積する。
素人造材部隊は、プロに負けじと作業中も絶えず効率を工夫しながら、
とても熱心だ!
1日何Gくらい生産すればいいかも理解しているし、
目標もなんとなく見えてきだしたから。


  
これは、彼らが人間「バチ」といって古いスキーを利用して作ったもの。
よく見ると中学時代に私が履いてたものだ、
どこで生かされてくるかわからないところがまたいい。
それをどこからか見つけてきた大工は、もの作りにかけては、お手のもの。
なるほど考えたな、と納得のなかなかの優れものだ。
林業業界の古い体質から無縁だということもある。
CO2を吐き散らしながら、
ただ機械で力ずくで切り倒していくのでもなく、
やっていてふと気が付くと
それは、いわゆる
わが社のある部分で家造りのコンセプトでもある、
「スローで手作りな山造り」のスタイルではないか!

*


まあ日照がよく順調な成長の東1列目の南面側のアカエゾ。



日当たりがよいので、一番上の枝がキチンと5本でてます。

*

そして、翌・3月19日。

 
朝、まず道具が降ろされる。
そりに積んだチェーンソーもろもろ1式と雪に差したスコップやら斧やら。



うっすらと雪化粧の前日の丸太。


 
ゾーンAの18日伐採分。
選木された番号ごとに切りそろえられて、積まれたもの。
*
ゾーンごとに約20〜30本の選木がなされ、それに通しNO.がつけられます。
その番号ごと、さらに切りそろえられた丸太ごとに枝番号がつけられ末口部分に表示されます。
今のところ、長さは3650氓ゥ1820氈B
想定れる用途は、窓枠材・良質なら出入り口材・そして外壁材。
外壁材は、スイス視察で参考になった鎌田先生も推奨する、
厚板(30氈jの無塗装での使用。
さらに上物なら、大黒柱用・大梁用に。


6.
搬出して、製材工場へ




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