シリーズ・スローで手作りな山づくり

 当社創業者が植えたカラマツを間伐する・・



山の立木を見て、用途を具体的にイメージする。


8.
採算の見通しとさっそくの使用例


5月22日

 
最終的に当社加工場の土場に、昭和マテリアルの賃挽きを終えて、
桟積みされたところ。

山の時点で1本ずつ採寸調査した材積が、42.2立方メートル(パルプ用チップは別)。
この丸太が、製材されて何立方メートルになるか。
60%掛けて25.3立方メートルくらいとします。
それで、これまでにかかった支出分を合計して出してみます。
内容は、

1.チェンソー他工具代
2.間伐した労務費(ほぼ素人大工さんの手間賃)
3.切り出した丸太を公道まで小運搬して、さらに製材工場までの運搬費。
4.製材工場で製材費(賃挽き)。
5.製材工場から当社土間までの運搬費。

この合計金額を25.3立方メートルで割ると立方単価がでます。
結果は、製材工場から当社が仕入れる価格とほぼ同じくらい。
つまり、山にあった立木の値段はタダ。
オーナーに還元はできなかったことになります、う〜む、残念。

それでも、創業者が植樹したカラマツを自社の大工が間伐し、
その丸太を同じ大工が加工し、
製品として末端ユーザーまで提供できたという、
住宅産直物語のシナリオがひとつ完成したことになります。
これって、すごく意味のあることではないでしょうか。



ユーザー産直第1号、札幌山の手K邸の藤棚。
http://www.tkb2000.co.jp/takebe/garden/2004/0428hijitana/garden04_01.htm

*


『Kヴィレッジ2004』カーポートと玄関ポーチの正面梁に使用する、第2号。


 
 

曲がり具合を見ながら墨付けをする大工。


*

こんな風にさっそくユーザー提供がなされていくのは、
なんとも感慨深いものです。

さらに言えば、
この山がまた何年か時を重ねていったとき、
今度は実際にユーザーに山まできてもらい選木し、
長さ太さから使用カ所を決め、完成をイメージしてもらい、
そして大工が自ら切り出して切り込んでいく。

う〜むっ、いいんでないかい・・・

*
このシリーズ・完



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