シリーズ・手作りの森つくり
 当社創業者が植えたカラマツを間伐する・・

やっぱり大工が『木こり

 

 概要

◆森林面積2.60ha
◆林齢48年生
◆平均樹高21m、胸高直径25センチ
◆850本/ha→600本/ha


*




今回、木こりを演じる大工たち、渡部・三浦直・村上。





案内図・下が南 ( GoogleEarthより)


*





1.

 2月26日・28日
下見と初日。




間伐する林をバックに。





三栗線を見下ろすと、中腹に『宝水ワイナリー』。
カラマツの外壁をワイン色の屋根が白い雪に映える。




そして施工初日。



 
三人の息もなかなかに会っており、順調にスタート。




 
この間伐の意図するものは、もちろん順調に生育させていくための間引きなのですが、
(下図参照)
1993年に列状間伐して複層林化して植樹した赤エゾ松への、
(下にイメージ図)
日照を考慮していくという意図もあるわけです。




今回で間伐は終了する。


イメージ図


 3月5日
間伐後の標準値をとりました。


標準値とは、適当な20M×25M(500M2)の区画を選定し、
その中の全ての立木を調査測定することです。
*
間伐を終えた部分が、
いったい計画した通りのものになっているのかどうか、
調査してみようというものです。
それによって山全体どのようになっているのか、
ということもわかってきます。



 
今回の調査には、「空知森づくりセンター」の佐藤さん(左)と朝日さん(右)が来てくれました。
まず区画した中の全ての立木の胸高直径を測ります。


 
次に樹高を測定機を使って測ります。
適当な距離から、胸高部分に当てた装置(黄色)を見てから、


 
立木の一番高いところを覗いて、ボタンを押すと、



こんな風に自動的に樹高が表示されます。



間伐計画予定

 概要

◆森林面積2.60ha
◆林齢48年生
◆平均樹高21m、胸高直径25センチ
◆850本/ha→600本/ha

*
1.00ha当たり
胸高直径
樹高
単材積
本数
積算材積
平均直径

平均樹高

36
26
1.222
20
 
34
26
1.092
20
 
32
26
0.933
0
 

 

30
25
0.822
80
 
28
25
0.717
80
 
26
25
0.596
80
 
24
24
0.510
160
 
22
24
0.430
20
 
20
24
0.342
20
 
18
22
0.267
20
 
16
22
0.212
40
   
14
21
0.157
20
   
600
344.760
25.3
24.0

*
結果、本数はぴたり600本になってます。
選木したのは私ですが、なかなかの感覚でした。
森の混み具合の指標「形状比」は、94.9%で、
100%以下なのでかろうじて、まずまずらしい。
ただ、
下にある赤エゾマツに対しての理想の日照率30%には、ほど遠く、
20%にも達していないようです。

近々に、次回は400本/haを目指してみようと思ってます。






活躍する大工2.


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