香港紀行09 入門編 ・千歳直行便
    まるで、東京へ行く感覚

2.

■3月24日火曜日

 さて、格安香港ツアーの2日目です。
 先にも述べたように、義務づけ市内観光とショッピングで、朝7時半にホテルロビーに集合。確かこのパック旅行には、たぶん食事は一切なしだったと思ったので、前夜ホテルまで案内してくれた現地旅行会社ガイドのリーさんに、「明日の朝食は、どこかで食べる予定はあるの?」と教えられた携帯にTELしたら、「じゃあ、朝食のお店、案内します、大丈夫」という返事があったんだけど、もちろんそんな店に寄るわけもなく、次々と別のホテルによって、お客を拾っていく。我々のチュンワンのパンダホテルは、一番最初だったので最後に寄った香港島のホテルで、大型バスはほぼ満席になり、一路今日の予定の観光コースに乗っていく。
 地図にあるように、チュンワンは九龍半島北西部で、香港島へは半島西海岸沿いの高速道路を南下して半島先端のチムシャツォイまで、10キロちょっと、そこから海峡のトンネルを抜けるとすぐに香港島。本日の最初の観光地は、香港島南部、アバディーンからさらに先の海水浴場で賑わう海岸、レパルスベイという。日本でチェックしてきた通り天気は、雨なんだけどそこは用意万端、傘もカッパ(ゴルフ用の軽くて動きやすい)も用意してきているので、そりゃあ晴れてる方がいいのに決まってるんだけど、まあ観光には、ほぼ問題なし。この季節もう泳ぐ人もいるという海岸を散策しているうちに、雨は上がってしまう。海岸線には、日本でも有名らしい、風水のためから風穴を開けたという高級マンションなどが建ち並ぶ、そんなリゾートが最初でした。


*

1.国際空港
2.チュンワン・パンダホテル
3.ナイトマーケット
4.スターフェリー乗り場
5.ションワン
6.ワンジャイ
7.ノースポイント
8.レパルスベイ


1から2へは、25キロくらいか。2から4の都心まで10キロちょっと。
香港島は、東西約10キロ、南北もほぼ10キロ。
パリもそうだけど、一般的な大都市になると直径10キロくらいの円で、
だいたい一区切りができて、環状道路に囲まれる。
東京でいえば、山手線。
香港島は、そんな規模の大きさです。


*


ホテルから、西九龍の高速道を南下する、右手には港。



海底トンネルを抜けて香港島へ、20年ぶりにみる香港上海銀行。
左手に中国銀行、どちらも美しい。



雨の中、香港島南部アバディーン通過。水上生活者たちは、まだいるのだろうか?



 
レパルスベイ到着直後は、雨。ところが、だんだん回復してきて天気に。



 
海岸に建つ高層の賃貸高級マンション、風水により、風穴が開く。




サンダルに雨カッパのスタイル。
水は、暖かい。



 


海岸東部に極彩色の寺院。
観光客は、ここでウロウロしてほとんど海岸には行かない。



 
時間があったので、ちょっと歩くと低層の高級マンションっぽいのが、近くに。
例のタケの足場が組まれ、なにやら改修中であった。



*

 香港島南部から、再びヴィクトリア湾側の北へ山越え。次にヴィクトリアピークに訪れる。ところがこの天候で、山頂からは霧で何も見えないらしく、中間地点の展望台で、香港島ビル群の眺めを楽しむ。
 そのまま、ワンジャイ返還記念碑へ。となりがスターフェリー乗り場であった。その後、新九龍の道教の寺院へ行きおみくじを引いて占いをしてもらう。そして、最後に飲茶の昼食、朝飯抜きだったので腹ぺこ、いっぱいいただきました。


 
霧に包まれたヴィクトリアピーク中間展望台で、記念撮影。



おみやげ物屋さん


 


コンベンションセンターの広場にある1997年の返還記念碑。
(地図○4)


 
そのすぐ横が、スターフェリーの乗り場桟橋でした。
緑の1階が2等席(チムシャツォイ〜セントラルのみ)、上の白が1等席。



啓徳空港跡地


 
住んでいるのか不明な老朽化した集合住宅と工事中の建物のシート囲い。


 
新九龍にある道教の寺院の三問と境内のお土産物屋さん。







 
混んでいるため、歩いていったその寺院までのショッピングモールの中にあった、「吉野屋」
並の値段で日本と変わらず。


 
昼食飲茶、1テーブルに6名、飲茶以外は大皿に盛られて出てくる。
朝抜きだったので、いっぱい食べた。




 
店名にあるように、海鮮がメインらしく別フロアーに店内見学すると、水槽に魚たちがいっぱい。

(やたらに写真を撮っていたら、ここで電池切れ)


*

 昼食後は、買い物タイム。絹屋さん、宝石屋さん、漢方薬屋さんと3軒廻ったのですが、昨日は遅くに就寝したので、当然眠気がさしてきて、そもそも本日の買い物には全く食指が動かず、1軒目の絹屋さんでは、バスの中で熟睡しておりました。後の2軒も、全く買う気にならず、ガイドさんの熱心な奨めにも残念ながら、応えられませんでした、ごめんなさい。
 最後に、免税店に入って解散したのが、4時半。そこでもブランドおみやげは、パス。そのまま店を出て、通りを歩いていると、なんとWBC決勝の韓国戦をTVで放映しているバーを発見、思わず入る。すでに日本が勝って優勝しているのはわかっているのに、経過がわかっていないため、9回の攻防から延長戦へと緊張の試合展開でおもしろい。たぶん生で見ていたら、堪えられないような緊迫のドキドキのゲームだったのではないでしょうか?
 生で見られなかったのは残念だったけど、まあこちらでも楽しんでいるのだから、おあいこですね。その店でダルビッシュの勝利投手を確認してから、再び通りへ出る。
 香港$がほとんどないので、最初の両替のために両替所を聞く。すぐ近くにあり、1万円がいくらなのか、聞いてみる。昨日のバスの中でのレートと同じなので、ちょっと値切ってみると、すぐに$10高くなって今日は1万円=$760だ。
 ドルもできたので、チムシャツォイの駅でオクトパスを購入して、地下鉄でヤウマテイへ。
 買い食いをしながらナイトマーケットをぶらつき、ヒスイ物を冷やかし、ジョーダンまで下って、またチムシャツォイに地下鉄で戻る。今度はスターフェリーに乗るため。青い○がスターフェリー乗り場で、ワンジャイ行きに乗る。ツアーのガイドブックにあったクーポンを使ったので、たったのだけど30円くらいが浮く。夜のヴィクトリアハーバーはすばらしい。景色といいその雰囲気といいベンチに座って、海上からの両岸をぼんやり眺めていて、全く飽きないのです。


ワンジャイからまたチムシャツォイ行きのフェリーで戻り、
スターバックで日本と同じようにカフェラテを買い、
地下鉄に乗ったのが深夜12時頃。
終点チュンワンで降りてホテルに着いたのが、1時。
風呂に入ってその日も、バタンキュー。



3.

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