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現場名 S家古民家解体工事(倶知安町)

100年前に建てた住宅と板蔵の解体

その1

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まずは、母屋の内部解体からスタートです。外壁にはクリーム色の鉄板が本来の板張りの上から張られています


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去年の内に神社さんによるお祈りは終わっていたので、簡単なお清めをしました。内部は、2年前まで住んでいたということで、痛みなどはなく、きちんと片付けられていました。


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解体の基本工程は、新築と全く逆です。まず、建具や畳などを運び出します。再生することを前提に一枚一枚ていねいに外していきます。畳の下から、すばらしい板材が顔をだしました。


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続いて、天井の解体です。今回の古民家の場合、太い梁材などは殆ど天井裏となる部分に使われている為どんな材料が使われているかは天井を開けてみるまでわかりません。天井を落とすと、100年間で溜まった大量のホコリとすすが落ちてきました。


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                  解体作業中の大工は、みんなマスクまで真っ黒です(笑)


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大工が真っ黒になりながら頑張ってくれた後、和小屋組のすばらしい小屋裏が100年ぶりに姿を現しました。
左が広間の部分で、右が台所近くの部分です。台所部分のほうだけ黒くすすけています。昔は調理にかまどを使っていた事がわかります。



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続いて、壁の解体です。古民家の場合土壁が多いのですが、ここは内壁、外壁とも板張りでした。壁をはがすと断熱材代わりに
茅(かや)が使われていました。素材は違えども100年前から断熱工事がされていたことがとても面白く感じました。


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ここで、少し構造のお話
戦後の木造在来工法では、筋交いを使い、「壁」で建物を支える考え方ですが、伝統木工法は通し貫(柱と柱を横につなぐ材料)を使い「柱」で建物を支えるような考え方です。在来工法は地震に対して「剛」で耐える、対して伝統木工法は「柔」で耐えるような考え方になります。



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内壁の解体工事が終わり今度は外壁の解体です。建てた頃には張られていなかったであろう鉄板をはがしていくと、本来の外壁である下見板が出てきました。


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外壁がはがれ、光が入ってくることで小屋組が見やすくなりました。鉄板が全てはがれ、当初の外観になった母屋


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ここまで、1週間以上休みなしで、(真っ黒になりながら)泊まり込みで働いた大工にもしばしの休暇です。最終日のお昼は、安全大会もかねてみんなでジンギスカンを食べました。家に帰ってゆっくり休んでください。いったん母屋はそのままにして次は蔵の解体に取りかかる予定です。

 


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