勾配無落雪屋根シリーズ  エコ 第2弾

Y邸新築工事  


 古材の部分使用を模索する・・・

敷地面積 257.86u(78.02坪)  



建築面積 87.36u(26.43坪)  



延床面積 206.73u(62.55坪)  



 第1種住居地域

構造・階数 1階1部RC造 木造2階建  



 
全面道路幅員が、4m道路斜線がぎりぎりです。

在来軸組(外断熱)  


                    
棟梁 吉野 敏夫  


工事レポート・その1---冬の現地調査・そして地鎮祭から


配置図・一階平面図

 敷地は、札幌のほぼ都心。
 山鼻地区の住宅地、その中でもひときわ自然が際立つ敷地。
 ぽっかりと空いた、緑のオアシスともいえる。
 西20丁目の通りから、左折して入る前面道路が、最低基準の復員4メートルで、こんな狭いところで大丈夫かな、と思ってたら、何回か通ううちに、春になるとそこは緑のトンネルになっていて、逆にそれが最高の魅力になっていた。
 現況の樹木は最大限残すよう配置計画が、なされました。
家族は、教師をしている夫婦と次男が生活します。
 1階は、車庫と旦那さんの趣味の土いじり、庭いじり、薪きり薪割り他の作業スペースと、そして奥さんの趣味の染色のためのアトリエスペースに玄関です。
 断熱の集合煙突があり、旦那さんが割った薪が燃料になります。
 南面の屋根だけの旦那さんの作業スペースと奥さんのアトリエの土間が、どこまで自然の庭と一体となるか、見所です。
 なお、アトリエの土間は、300角ソイルセラミックタイルで床暖房になります。

2F平面図

   

 

 2階へあがると、吹抜斜め屋根なりの天井に古材の梁が掛かった13帖の広い居間食堂に水回り、そして、和室の寝室に書斎というシンプルな間取りです。
 読書家の夫婦に間仕切り手すり等を利用して、本棚を可能な限り造ること、西面窓下に2間半長さのカウンターを設置して収納にすること。
 南面に張り出した作業スペース屋根上の物干場、吹抜の小屋組をどこまで演出できるか、が見所です。
 

3F平面図

 3階は、居間食堂の吹抜上部と水回り上の納戸、各階にあるトイレと、子供室と和室予備室は2階と同一平面です。
 

 

 最初に打合せで、現場に行ったときの写真です。
 左は、東側からのアプローチで、こちらの道路幅員は6M。
 右は、西側からのアプローチで、玄関もこちら側です。
 敷地前面から西の道路幅員は、4Mです。
 左手前にある桜の木は、残すことになりました。

 

 左の写真は、解体前の東から。
 右は、解体後の地鎮祭直前の様子。

 

 

 

 左の写真は、東サイドにあるクルミの木。
 右は、これも東境界際にある、木。

200
 

 近くに住む長男夫婦と隣の奥さんのお父さんも列席して、地鎮祭が厳粛な中に、執り行われました。

 地鎮祭も終わり、ああ〜、これで、一段落。
 神主さんも交えて、記念撮影です。
 右端が、同居予定の次男、大学生。

 

 お待たせしました。
 やっと、工事の始まりです。
 確認申請といって、市役所の手続きに、手間取りました。
 まずは根堀です。基礎部分の堀方のこと。
 右が、基礎下の採石も転圧して完了した様子。

 

 家の周りには、可憐な草花が、いっぱいです。
 仕事中、しばし見とれて、心が和みます。

 

 同じアングルで、鉄筋組み立て、
 ベースコンクリート打設が、完了したところ。

 

 基礎ベース幅は、地盤を考慮して70センチ。
 写真でも広いのがわかると思います。
 鉄筋ピッチ(間隔)も20センチで、
 これも、通常より細かくなってます。

 

 設備配管のスリーブも、きちんと入ってます。

 基礎外断熱用の、ポリスチレンボード。

 

 1階アトリエ、2階居間食堂吹き抜けが、
 (着色された部分)
 古材全面使用になったために、
 どの位置にどの材がくるのか、確認のために、
 軸組模型を作成しました。

 

 これだと、素人でも一発でイメージが、
 可能だと思います。
 右、アトリエ天井部。
 左、居間吹き抜け見上げ、メインの大梁が入るところ。
 

 

 この模型を見ながら、実際に材の確認です。
 やはり、真剣な眼差しになりますよね。

 

 左、いつもの玄関前のアングルで。
 右、車庫前の様子。

 

 古材を加工場に搬入して、
 墨付け切り込みを行う準備。
 これだけの古材がまとまると、
 壮観です。

 

 古材以外は、クレテック(合理化金物)用プレカット。
 その打合せも、10分の1の軸組模型を使って、綿密に。
 加工の工場は、精度抜群(「ヴィサージュ」工事レポート中と同じ)の佐藤木材です。
 左写真、右から棟梁吉野、佐藤木材高村、現場担当佐々木。

 

 古材切り込み状況。
 長材大断面と本格的になってきました。
 ここらあたりが、大工としての腕の見せ所であり、またやりがいのあるところです。
 棟梁吉野は、ひげを剃るのも惜しんで、この仕事に気持ちが入り込んでいるのが見てとれます。


工事レポート・その2---建て方、スタート。
工事レポート・その3---外部仕上げ中。


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