寺社仏閣シリーズ
 市来知神社社務所新築工事

設計:中田建築設計          

武部・田端本堂・川上・折笠共同企業体 

 

2.



敷地面積:7 ,919.20u(2,395.56坪)

建築面積: 428.55u(129.64坪)

延床面積: 604.93u(182.99坪)

工期:平成18年2月24日〜11月15日


棟梁:佐藤洋悦、脇棟梁:渡部佳生・船田慎人   





 

 5月25日〜
土台敷

 
土台敷き。材種はヒバ。
大引は105角でプラ束で受ける。ただし、大広間と玄関廻りの真壁とする部分だけ120角を使用。大引はマツ。


 
今や当たり前になったF☆☆☆☆針葉樹合板。



 5月30日〜
木造建て方

 
25tラフター(クレーン)による建て方。一つ一つの材料に大工の手によって墨付・切込しており、
間違いがあるとここでストップする。墨付担当した脇大工は、大人数での作業ということもあって、プレッシャーがかかる・・・でしょう。


 
建て方の途中。

左図)基礎に埋設していたタイベックを土台の上に乗せ、柱立てる前に内側に出しておきます。
一番欠点になりやすい土台廻りを防湿シートでは結露の原因となるのでタイベックで気密処理します。

右図)1階部分の建入の精度を棟梁自らチェックです。真壁となる為、少しでも傾いてると仕上
まで影響するのでこの作業は重要です。

 
2階床組み。2階も構造用合板24m/mによる根太レスですので、455m/mピッチで60×45を入れていきます。


 
2階合板張り終わり、2階部分の建て方。


 
主要な梁(2階・小屋)は全て集成材。ここにもF☆☆☆☆のシールは目に付きます。


 
棟上げ・上棟祭まで少し時間あるので、先だって棟のない屋根側を進めてる様子。
フラット部分の断熱区画となるのは2'×12'で組んでいく。



 
その上、タイベックを敷き、通気層と併用して母屋と屋根垂木を組んでいきます。


 
野地板を張り、フラット部分の屋根組みは終了。右が通気層。

 6月8日
上棟祭

 

 
棟上げの儀式は棟梁でも初めてということもあって慎重に進めていき、
また精鋭大工陣も儀式用に衣装着替え、万全で上棟祭を迎えます。みな慎重地味です・・・



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 6月8日木曜日(大安) PM6:00

 
大工達のそれまで鳴り響いていたゲンノウの音が消え、静かに時間が過ぎた。
上棟祭が近づくにつれ、雨が徐々に降り始め慌ててテントも張った。

なんとか上棟祭が行われ、棟上げの儀式が近づいてきます。その時大工は(心臓ドキドキ・・・)


 
左図)宮司さんを筆頭に3人(の内右端2人息子さん)。右図)圧巻の名誉宮司と奥様。


 
いよいよ棟上げの儀式。太鼓と掛け声で鳴り響きながら、大工達は小槌で棟をたたく・・・

一、千歳棟(せんざいとぉ〜)→脇大工掛け声「おぉ〜」と同時に小槌3回打つ
二、万歳棟(ばんざいとぉ〜)→脇大工掛け声「おぉ〜」と同時に小槌3回打つ
三、永永棟(えいえいとぉ〜)→脇大工掛け声「おぉ〜」と同時に小槌3回打つ

無事、束にきれいに納まりました。我ら(自分と大工達は「ホッ・・・」)


 
その後、雨のため餅まきは中で盛大に行われた。
餅の奪い合いバトルが始まり、一瞬、プロレスリングに化けたように見えたのは私だけでしょうか。


 
沢山の餅を拾い、ご満悦そうでした。みなさんご利益がありますように。

ところで、なぜ雨の予報でなかったのに雨が降ったかというと、どうやらこの現場に雨男がいるらしい。
それは噂では”私”らしい。自分だけご利益ないのかな・・・

なにやともあれ、今後とも無事安全に工事が進められますように・・・頑張ります!

 6月9日〜
社務所側屋根組み〜屋根板金と外壁モルタルまで


 

 
上棟祭終了翌日から大工大人数で断熱垂木2'×10'〜タイベック敷き〜屋根垂木2'×4'〜野地板張りと進み、
屋根組み完了。棟部分の隙間は棟換気用に空けてあります。


 

 
今回の屋根板金担当は、同じ三笠市内業者で後藤板金・玉山板金・玉山工板共同企業体。
各社職人出し合い、一つの建物を造り上げていこうとする地元の神社ならではの光景ですね。



 
外壁はまずOSB合板9.5m/mの上、タイベックを張っていく。
サッシも取付けていき、テープ処理する段階。

今回外壁となる木板張りやモルタル塗りは防水としては処理するには難しいので、
ここの作業は防水上大変重要。



 
その後、幕板や付け柱を取付け、モルタル下地のラスを張ってる状況。


 
左図)下塗りの状況−一瞬外壁がグレー色で不思議な外観になりました。
右図)中田氏(設計事務所)による色決めでそんな感じに仕上がりました。

神社の象徴でもある森と協和してて、なかなかいい色に。


 
渡り廊下(外部編)・鳥居補修編

 
社務所の外壁下地進みにつれ、本殿とつなぐ渡り廊下も急ピッチで工事していきます。
ある程度図面で高さ関係チェックしていったが、現場で一つ一つ確認作業を進めてから、
作業を進めていきます。特に重要になったのは高低差のある廊下の勾配とそれによる天井高。
完成はいかに!



 
内部から見た天井は合板表し。その上に断熱するので天気を見て施工。


 
屋根の棟には社務所同様、棟換気。渡り廊下部分はサイディング張り。



 
鳥居の一つ(道道岩見沢〜桂沢線)をモルタルが剥がれてポロポロと落下して危険な状態ということで、
今回の工事共に依頼されました。ボロボロな状態(左図)からモルタル補修し、アクリル塗装(右図)へ



きれいになった鳥居。子供達もすぐ近くに公園があるので安心して遊べますね。


さて工事は中盤となる内部の造作工事にかかります。完成はいかに!





3.


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