2007
 『ももいゆうじの店』店舗改修&断熱改修工事

理容室には珍しく、木質系仕上げでショップデザインする 




新築か改修か、悩んだ末にコストパフォーマンス重視で、
改修に落ち着きました。


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棟梁村上も私も20年以上通い続けている床屋さんです。
当社で理容室は何軒か手がけていて、得意な分野です。

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建築面積: 88.40m2(26.74坪)
延床面積:177.83m2(53.79坪)
店舗面積: 79.49m2(24.04坪)

工期:4月3日〜6月20日


棟梁:村上俊郎 




工事概要

理容室は、
現在ある6席の椅子数を4席に減らし、1席分のスペースを大きくしてゆとりをもたらす。
入り口には、当社ショールーム見学で気に入って頂いた木製の自動ドアを。
内部は、大きく3つのゾーンに分かれていて、
一つは、入って受付から待合いのゾーン、広さは4間×2間。
二つ目は、その奥左の理容ゾーン、同じく2.25間×4間。
そして三つ目が、トイレと消毒室の水回りゾーン、1.75間×3.25間。

受付から待合いのゾーンには、
開口部にトリプルガラスのアルミFB押さえにして、
大開口からの熱損失を防いで省エネ化 。
古材の柱を2本配置し、それにエゾマツの大梁が十文字に絡む演出です。
さらにその天井に、2階床裏をオープンにして木製格子を吊って、
照明がその上から落ちてくるというものに。

理容ゾーンは、
前面壁が見せ場で、全面ヒノキの縦板張りを白くワックス仕上げし、
カウンターは、タイミング良く出てきた道産カバのフローリング解体材で造作。
それを古色仕上げで同じく着色して壁とカウンターと洗面ボールの対比を意図する。

トイレと消毒室の水回りゾーンは、
トイレを位置移動して、洗面スペースも含めると大きく2.5倍の広さに改修。





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 3月31日
1週間前から切込下段取り始まる



大梁の加工をする、右から村上、佐藤実、山本各大工。




 
8寸角古材柱と大梁とデザイン筋交いの仮組。





一方外部ポーチ廻りに使う産直カラマツ丸太の加工。





トリプルガラスが入る大きな開口部枠。





10種類ある造作家具も先行して制作。


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さて、こうして下段取りしていたものが、現場でどう集合組み合わされていくか、
こちらは、施工者としての腕の見せ所、
次回レポート、こうご期待、です。



 4月9日
そして、着工



改装工事中と新装オープンを告げる看板。


 
まず外壁の新しいデザインの開口廻りの解体から、スタート。





 
そして、新しい開口部がセットされる。
ショップ待合いのこの開口には、トリプルLEガラスが入ります。



 
内部解体も同時に進行。
床は、既設土間コンクリートの上に、24ミリの床合板を敷き込み、
ビニールタイルで仕上げる予定。
床の暖かみと歩行感覚がぐっと向上して、工事中からオーナーに好評です。
待合い部分は、2階床までオープンに。
そこに縦格子がはまる予定。
奥理容ゾーンの天井は、10センチほど下げて、埋め込みの照明が付く予定。



 
待合いゾーンには、古材の柱が2本。
それに、北海道を代表するエゾマツの大梁が、十文字に絡む見せ場。


 
理容ゾーンの間仕切りやカウンターも造作開始される。



 4月12日
与えられた工期は、2週間。とてもタイトです。



 
待合い天井は、2階床裏まで抜いて白く塗装。
この下に焦げ茶に塗った縦格子のルーバーが下がる。




もう手に入れることは、困難になってしまった、道産カバ材のカウンター。
見せ場が出来上がりつつある。




ほとんど付きっきりで現場を観察しているオーナー、桃井さんと、
ヒノキの壁面を仕上げる棟梁。




カガミ部分がフラットにしあがるヒノキの理容壁面。
白く仕上げる予定です。




待合いの開口にガラスがセット完了。
一挙に明るくなる。



 
入り口のエンジンドアもセット完了。材種は、桜材。
ポーチには、カラマツ丸太で支えられた庇が付きます。


 4月13・14日
大工工事追い込み。


 
理容正面壁のヒノキは、白ワックスで着色。




道産カバ材の理容カウンター、古色仕上げに。



 
待合いゾーン天井についにルーバーが下がる。
梁は道産赤エゾ松、木目が美しい。



 4月18・19日
完成、無事オープン!


 
待合いからみた、当社分の完成と椅子がセットされたオープン前の状態。


 
理容ゾーンからから見たセット前とオープン前。


 
入ってすぐのレジコーナーガラリ(間伐カラマツ)、と待合い天井の格子ルーバー(梁はエゾマツ)。


 
完成した道産カバ材の再生カウンターと柱の小棚。


 
早朝8時のオープンと同時に2週間待ちわびた常連で満員御礼。



お試しでやってみるかい、と使い初めで散髪する私。


 
2階住宅につながる廊下とその右手2.5帖ととても広くなったトイレ。



 
理容ゾーン後ろの収納棚、奥が消毒室。

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どちらも一生懸命に活躍した今回の工事担当タカラの西坂さんと当社の倉本。

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本当に2週間で出来るのか、
オーナーの桃井さんも含めて、
若干不安ではありましたが、途中大工の応援を入れて、
なんとか無事にオープンにこぎ着けました。

当社大工の活躍もさることながら、
ご協力頂いた関係各社に感謝したいと思います。

オープン、おめでとうございました!

 





2.
2階住宅



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