2007

  北海道そば『幻庵』店舗新装工事

木質系をデザインのポイントに、徹底したローコスト化に挑戦




                        ロゴデザイン:倉本真知子

以前、回転寿司屋さんが営業していた、空き店舗スペースのほぼ半分30坪強を、
本格的手打ちもある、こだわりのそば屋さんに新装する工事です 。



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店舗面積: 109.35m2(33.07坪)

工期:7月4日〜7月27日


棟梁:村上俊郎 




工事概要

国道12号線の岩見沢6条通りとの交差点、南西の角の突き出たテナントスペース南半分で、
新装オープンを計画。
東西に長い4.5間×7.5間の南面が自動ドアのエントランス。
エントランスは、産直カラマツ丸太と梁組の構成でのれんをくぐります。

客席は下記の3つのゾーンに分かれています。
入ってすぐ右手に6人かけのテーブル椅子席が3セット。
左手中央がカラマツ丸太で囲い込んだ8人かけカウンター椅子席。
そして、奥に小上がり堀こたつ式の5人かけが3テーブル。
以上40席の客席です(21.5坪)。

中央カラマツ丸太ゾーンに対面するようにレジカウンター、
その奥に厨房(5.4坪)とトイレ(1.5坪)、さらにその奥に物置倉庫(3.5坪)という構成になってます。

内装は、徹底したローコストのなかで、
高い天井面や壁面上部の仕上げを省き、
その分を点在する丸太や木質吊り格子、
カバ、たも、センの3種の 無垢のテーブルに重点して予算を配分。

一般的「おそば屋さん」のイメージからは、ちょっとずれた斬新さも意図してます 。





*


 7月4日

着工前



このエントランスをどう特長づけるか。



 
水回り側を見る。
既存エアコンが吊られてますが再利用の予定。
工事部分は、この半分の南側スペースです。



 
国道12号線側開口部を見る。
開口高は、3.5mあるのでその分、仕上げの面積も大きくなります。




 7月9日〜

工事中



 
間仕切りや天井は、LGS構造です。
左奥がトイレとその右側が厨房の水回り、厨房の換気用ダクトが天井に見えます。




大工工事が絡んできて小上がり部分が形になりだす。




 
厨房とトイレは、配管スペースのため、床が20センチ上がります。




 
小上がりブース、コーナーに産直カラマツ48年生、上物丸太。




3
カウンターブースの丸太柱も建つ、
コーナーの4本柱と梁もあわせて、こちらも産直カラマツ丸太。

 7月14日

工事中・木工事完了



エントランスにも、やはりカラマツ間伐丸太(2007年もの)。



 
カラマツに竹、3つのゾーン分け。



 
通路は広めの、1.2M。左は小上がりカウンターブース間、右はカウンターブースと南面開口、奥がトイレ。


*


ローコストながらポイントを絞って、どこまで表現するか。
とにかく当社独自の木を扱うノウハウで、
お抱えの手慣れた大工たちによる、
木質系ショップデザインの新たな試みというところです。

はたして、7月28日オープン時には、どんなものになるのでしょうか?

 7月28日

完成、開店!



平面竣工図(4種類のテーブルの材種を白字で明示)



 
入り口から、産直カラマツ丸太。ここから車で10分もかからないところの山から。



 



 
「テーブルは無垢の本物で」が店作りのテーマのポイントにしてました。
入ってすぐの椅子テーブルコーナー。もちろん大工が造る家具シリーズ。
6人かけが「たも」5人かけが「せん」


 


奥の小上がりコーナー、堀こたつ形式の5人かけ。
材種は、「カバ」床フローリングは、「ヒノキ」



 


中央カラマツ丸太に囲まれた、カウンタースタイルのブース。
4人かけカウンターの中央からサービスする形式は、店主のアイディア。
カウンター天板材種は、「にれ」



  
床の仕上げ材の色で、客席と通路を明示。
天井高3.6mは、既設開口部から決定されていて、
コストパフォーマンスをあげるため、客席の2.2〜2.4m以上の壁面と天井面は、
ボード素地のままだけど違和感のない雰囲気で完成しました。
*
オーナーからいわれていた、客席数と全体の配置以外は、
ほとんどに渡って任されていたため、大変スムーズにイメージ作りができました。

オーナーに感謝したいと思うと共に、
お店が繁盛してもらうことを願ってやみません。


祝開店!





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