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『大工』という、このあまりにも人間的な職種

 男の子(保育園児幼稚園児小学生6年生まで)の、なりたい職業ベスト5前後には、いつの時代にも必ず顔を出す人気の職種、『大工』。(第1生命の調査参考・クリックそれが、年齢を経る毎とに人気ランキングから落ちていきます。
 つまり、男子にとって最も人間的で情緒的で肉体も使って汗する職業だと本能的に(DNA的に)感じているからだと思います。先人が作り上げてきた伝統の上に、知恵と五感と美的感性を総動員してものを造り上げていく、男子にとってはすばらしい職業だと言えます。
 日本の風土において、それは決して建築家という職種にはなりえなかったし、もちろんなりたい職業ランキングにも、それは登場してきません。
 『大工』の中でも棟梁であった人間は、全ての意味でそれだけかなりの能力の持ち主でなければなれなかったはずですし、国のトップ人たちに混じって対等に渡り合えるだけの地位も、またあったのではないかと思います。そうでなければ宮殿や寺院などの国家プロジェクトなんて、成し得なかったはずです。そして、プロジェクトを成就し成果を収めていけば、国民から尊敬の念を集めていったというのは当然のことです。
 こんな『大工』という職種が、年齢を経て人気ランキングから落ちていくように、時代を経て現代の生産システムの中でだんだん消えていきそうな状況になってきています。
 経済のグローバル化、アメリカ的市場経済主義が問われています。
 同じ気候風土の中で育った木を切り、同じ気候風土の中でその土地に暮らす人々の家をその木を使って造り、その土地で米や野菜を作り家畜を育て、自給する。
 日本に住む人たちの生き方が問われています。
 北海道に住む人たちの生き方が問われています。
 
 『大工』というこのすばらしい職種のことから、こんなところまで考えてしまうわけです。

更新 2006年1月20日 





当社でも、塾生が学んでいます。
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当社塾生「大沢仁朗
(おおさわじろう)が毎月提出する「実技研修報告書」が、
簡単な文章の中に、率直な感受性が読みとれて、
なかなか読ませる物があります。








報告書
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それを、ピックアップして転載したいと思います。

(クリック)
2006年7月 8/19
2006年8月 9/19




道新取材記事
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