武部建設 新事務所新築工事
当社の事務所の新築工事の工事レポートです。
今までのノウハウと新しい試みを取り入れた事務所建築です。
詳細な内容はレポート内でお伝えしていきます!
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2026.04.09

栗山町にある古民家
元々は呉服屋さんで、その後、前持ち主様が譲り受けて商店として使用していたそうです。

内部の様子
使われている古材はセン・カツラがメインです。


民家を再生するには、その民家を如何に理解しているかが設計を左右します。
武部塾の取り組みの一環として、現地の調査・実測を行います。






解体工事
寸法調査をしつつ、手作業で解体する。
クレーンも駆使して建て方と逆の順序の作業になります。
使う材料は全て番付して管理します。

解体した古材は土場でくぎ抜きします。
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2026.05.07



地鎮祭が終わり、この春から基礎の着工です。
地盤改良の為にPC杭を打設
長さは6m~6.5m


掘削スタート
ここからの工程は当社基礎班の作業になります。
規模も大きめなので、大工さんにも手伝ってもらいます。

並行して、鉄筋加工
土場の加工機を使ってこちらも自社施工

掘削完了
建物周囲の敷地状況と土量のバランスを考慮して、設計GLは少し高めに。


捨てコン打設後は鉄筋・型枠
木造部分の柱のスパン(間隔)が広いので、基礎に掛かる荷重にも偏りがあります。
その分、基礎の配筋も複雑になりがちなので、配筋のチェックは大事です。


型枠を施工・打設
建物外周部は断熱で区画します。
こうすることで、建物内部の床下も暖かい空間として使うことができます。
今回は木造部分の壁の断熱材はグラスウール相当で300mm厚あります。それに合わせて基礎の断熱もEPSのt200mm+100mmのサンドイッチと高スペックです。

型枠解体後
埋め戻しの作業
奥の方まで重機が行きにくいので、今回はスーパーロングのバックホウを借りました。
15~16mまでは簡単に土を運べます。

埋め戻し後の配筋
フローリングと土間の高さを揃えるために土間のレベルを上げています。

1階の独立柱の柱脚には天然石を設置して、部分的に石場建てを再現。
社長も現地を確認しながら据え付けます。


土間の打設まで完了
約1.5か月の基礎工事。
天候にも恵まれ、ほぼ工程通り終わりました。

工事の途中で記念撮影
基礎班の皆さん、お疲れ様でした! -
2026.05.15


材木の調達
「山から建築へ繋ぐ」というテーマの元、原木から仕入れて自分たちで製材を段取りする。
銘木市で入札したもの、当社の社有林のカラマツの丸太から製材。
長い付き合いの堀川林業さんと打ち合わせしながら、進めました。

賃挽きの様子。
賃挽きとは、自分たちで原木を持ち込んで製材してもらうことです。
原木の状態からどのような材料が取れるか、当社の人間はまだ未熟だということが実感します。
時にはとても使えないであろう材ということが製材してからわかることも多いです。
そのような失敗も経験しつつ必要な材料を挽いていきます。
大変ではありますが、その中でも楽しみを感じつつ進めました。

8m級の原木から2階用の大断面の梁を製材。
そのままじゃ中に入れられないので、外壁の開口部から1時間かけて入れました。

使う構造材は様々
カラマツ・トドマツ・エゾマツ・ヒバ・カツラ・タモなど。
大断面かつ長尺のものも必要です。
広葉樹でそのようなものは入手は困難。
ということで、当社のストックしている古材も活用。


社有林からも柱や外壁材などを製材。
ここでの紹介は一部ですが、ほとんどを地場の材料で自分たち主体で調達していきました。
製材後は人工乾燥を掛けて仕上げます。



墨付け手刻み
親方が付けた墨を刻む
古材は長年の風雨に晒されて、柱脚が腐食してしまうことも多いです。
その部分は根継ぎ補修。大工のチカラが発揮されます。



製材した新材もどんどん加工します。


構造材の塗装
今回は煮亜麻仁油に松煙とベンガラで着色してオリジナルで塗料を制作
全て自然由来です。
次回はいよいよ、建て方~上棟式までお伝えします。
