沖縄中部・本部半島
 
八重岳の桜あり、喫茶あり、ビーチあり、亜熱帯あり


往復航空券(羽田経由)、ホテル(2泊)そしてレンタカー、
これで、このシーズンなら5万円弱。

行ってきましたよ、そんな旅に。

*
3回に分けてレポートします。

    第@回、1章・2章

    第A回、3章・4章

    第B回、5章・6章



3.

『やちむん喫茶・シーサー園』

 
上の母屋側からと喫茶店入り口。



2階ベランダからシーサーたちを見る。


 
屋根の上のそのシーサー。


いろんな表情が眺めていて、飽きさせない。


 


この2匹ペアのシーサーが気になったので、店主に聞いてみると、
これはよく見ると裏表に顔のある二面相なんです。



作者は、阿寒で熊の木彫りを彫っていた人で、
細川さんといったそうです。
そうです、というのはもう沖縄にはいないからです。
そのひとが沖縄に渡ってきて焼き物をはじめ、
沖縄の人と結婚もし娘さんもいるそうです。
ただ、酒が好きだったらしく窯で火の面倒を見てるとき、
酔っぱらってしまって、失敗ばかりするらしく、
ついにまた北海道に帰っていってしまったみたです。
はじめにあった窓上のシーサーたちは、仲の良かった店主が
壊れてしまったのに表情がいいらしく、捨てがたく、
もらってきて、くっつけ合わせて置いてるんだそうです。

「屋根の上の二面相のシーサーを気に入ったあなたも、やっぱり北海道人なんだねえ。」
「相通じるものがあるんだねえ。」
と感心しながら、店主が思い出を語ってくれたのでした。



 
この人が店主の
宮城麗朝さん、奥が僕と同じ年の奥さん。



桜並木の前の道路で、最近建てた沖縄民家を案内すると振り返る宮城さん。


宮城さんの構想
へ、つづく。




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