安藤忠雄ツアー

 彼の建築はその出身地、大阪を中心に多く展開している。




今や世界をまたにかける人気建築家。
せっかく日本にいるんだから、
そんな彼の国内の作品を観てみようと出かけてみました。




当然メディアにも頻繁に登場するので、
一般の人にもっとも知られた建築家の一人になってます。
ちょうど小学館発行の『和樂』9月号
(「和」の心を楽しむと副題がついてます。)
でも特集を組んでました。
その中で、
「宮沢りえさんと安藤忠雄建築を逍遙する。」
という彼の建築を8ヶ所巡るコーナーがあったので、
じゃあ、とそのコースを辿ってみることにしたのです。


第3話・9月7日その3




 4の3.兵庫県立美術館



海外でも美術館付く、安藤忠雄の最新作。

関連サイト
http://www.artm.pref.hyogo.jp/information/index.html





陸側正面の入口にかかる巨大なRC庇。
それを支えるRCの長い1本の柱。


海側の3連続のRC庇。


RC円形吹抜けのある中庭的スペース。


最近の彼の特徴、植裁の充実。


  
車で乗り付けたのが正面玄関、『ゴッホ展』の看板を横目に、
左に折れて駐車場を目指すも満車で、海側に抜けて路駐。
その海側から、右写真道路はさんで左が震災復興計画の新規建物が続く。
右が県立美術館。


  
入口廻りRCの大胆な空間。
柱、庇、梁。


  
『ゴッホ展』でごった返す人々、
でも建物は余裕。
そのアンバランスが良い。


  
中庭的スペースにある円筒吹き抜け部の地下への階段。
と手前左手にあるレストラン。
外部からも出入り自由。
やはり満席。


 
こちらは、海側の3連RCの庇。
支えるこれまたRCの2本の柱。
ガラスと組み合わせた大胆な空間。
新たな展開。




美術館のせいもあるけど、『夢舞台』よりとても完成度が高く感じられました。
これだけの大きなスケールなのに空間の至るところに緊張感が満ちていました。
1時間程度しか時間がとれず、レストランで昼食、
ショップに立ち寄り、さらっと廻って終わり。

これはぜひ、次回はゆっくりと廻りたいものです。

そして、このツアーの最後は、『司馬遼太郎記念館』で締めようと思ってたんですが、
これだけのものを見ちゃうと、「安藤忠雄はこれで良いかな。」
という思いで迷った末に、
大阪万博跡地公園の岡本太郎の世紀の傑作『太陽の塔』に急遽変更しました。

決定したら、時間もないのでさっそく出発。
よって、このツアー最終回は、
付録『岡本太郎』で次回、閉じます。



5.岡本太郎の太陽の塔 

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建築家・安藤忠雄の似顔絵は、日経アーキテクチャー編の「建築家という生き方」から
抜粋させていただきました。



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