
モデル住宅は、もと北海道由仁町にあった大正初期に建てられた農家住宅でした。富山県出身の開拓者で北海道で初めて一等米を産出した篤農家でした。1998年11月解体し1999年6月~2000年4月の二期で当社敷地内に移築再生しました。



古材の樹種
主なもの・・・ミズナラ(土台、柱など)、タモ(差し鴨居、柱など)、サクラ、カバ(梁、敷居)、エンジュ(柱)
その他・・・・アサダ、カツラ、エゾマツなど
創建当初は茅葺き屋根だったが何回も改修され大切に住み継がれてきたものである。
再生概要
設計主旨
- とにかく「寒さ解消」のために断熱、気密、暖房、換気性能を高めて暖かい快適な室内空間を作る事
- 上記のことをプラン上も配慮しつつデザインを優先すること
- 構造のシンプルな美しさを再現しながらモダンな感じを出すこと
- 伝統的大工の技を駆使しつつ現代的工法(新在来工法)も取り入れること
- 最大限自然素材を使用すること
デザインコンセプトは「モダンクラシック」
仕様
面積:1Fー112.89㎡、2Fー26.93㎡、計139.82㎡(42.37坪)
■外部
- 屋根:ガルバリュウム鋼材
- 外壁(通気工法):珪藻土かき落し(ラスモルタル下地)
- 軒裏:松板貼
- 開口部:木製サッシュ(ペアガラス)
■内部
- 床:土間タイル仕上、縁側他、ひのき・松縁甲板、たたみ
- 壁(真壁仕上):珪藻土
■断熱
- 基礎外断熱:スタイロフォームB3 100 mm
- 外壁軸間断熱:GW細繊維 100 mm、ポリフィルム 0.2 mm
- 屋根断熱(通気工法):ブローイング圧密吹込 280 mm
■その他の特徴
- 縁側開口部に冷副射対策として断熱戸を設けた。
- 換気は基本的に第3種換気とし、局所換気とセントラル換気併用としたがデザインを考慮して吸気口は設けなかった 。
- 暖房は石油ボイラーによる低温水土間床暖房と、床下放熱器による床下暖房とし、室内には暖房機は置かないものとした。
