Report 工事レポート

札幌F邸

  • 2024.03.30
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    竣工写真

    玄関ホールからリビングへ

    重厚な中軸回転扉を通って薄暗い廊下から解放的なリビングへ入ります。

    印象的に空間が切りかわります。

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    メインの空間は勾配天井とし、仕上げの素材を替えることで場を決めています。

    登梁、棟木、独立柱は幕別町のカラマツ無垢材。

    自社大工による墨付け刻みとしています。

    ダイニングテーブルはこの空間に合わせ、オリジナルデザインとしています。

    家具類も自社大工による製作です。

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    リビングから玄関ホールへの見返し

    右側は床レベルを一段下げ、薪ストーブを据え付けたファイヤープレイスとしています。

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    雑木林を望む巾3846mmの大きな窓

    4枚引き分けの障子を入れてます。

    拡散された柔らかい光が空間を包みます。

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    障子は両サイドの戸袋の中にしまい込めます。

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    窓辺にベンチを兼ねた収納棚を設けています。

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    小幅板の天井材

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    リビング横のファイヤープレイス

    薪ストーブはドブレ640WD

    床は札幌軟石の石張り

    床暖パイピングを入れているため、足裏が気持ち良いです。

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    LPレコードを置くオーディオカウンター

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    ソファテーブルも自社大工の製作です。

    手仕事がより身近に感じられます。

    材は道産クルミ。

    木目が優しく、赤味が強いです。

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    キッチンは独立型のスタイルとしています。

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    キッチン横のワークスペース

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    寝室

    ベッドもオリジナル

    道産クルミ材

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    土足で入れる書斎兼納戸

    床は江別産のレンガ(米澤レンガ)敷き。

  • 2024.03.01
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    「クロス仕上げ」

    一気に室内が明るくなりました。

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    大工製作によるファイヤープレイスの格子戸

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    置き家具も空間や雰囲気に合わせ、オーダー製作とします。

    大工製作

    ダイニングテーブル

    北海道産のクルミ無垢材

    一般的なブラックウォールナットに比べ、優しい木目、赤みがあります。

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    寝室のベッドも製作させていただきます。

    同様にクルミ無垢材

    脚の加工

    体重が掛かる部位なので、フレームの強度に留意します。

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    ノミ、カンナ使い、仕口の加工を行います。

    こちらはソファテーブルの脚の貫材。

    家具は、直接手が触れますし、日常的な生活の中で使われるものです。

    より詳細な技量が求められます。

  • 2024.02.13
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    木工事が完了しました。

    ここから仕上げ工事に入ります。

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    3.64m巾の木製サッシ(ノルド)

    窓の下には造作の収納カウンターがつき、引き分けの障子が入ります。

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    障子は戸袋の中にしまうことが出来るので、

    フルオープンとなります。

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    独立型の造作キッチン。

    (これからステンレス板がつきます。)

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    洗面脱衣所

    こちらも造作になっています。

  • 2024.01.31
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    工事も終盤に差し掛かってます。

    現在、造作工事中です。

     

    リビングの窓は、室内側に壁をふかして戸袋を設け、

    引き分けの障子が引き込めるようにします。

    窓の下には道産クルミ材のカウンターで収納をつくります。

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    独立型のキッチンとなっていますが、

    上部にルーバーを設けることでダイニングの天井が繋がっていきます。

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    キッチン側からの見返し。

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    玄関ホールは江別産のレンガ敷き(マンガン色)

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    薪ストーブを据え付けるスペースは、

    リビングから一段フロアレベルを下げ、札幌軟石張りとしてます。

  • 2023.12.14
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    道産ナラの無垢フローリング。

    平屋で大きな床面が広がるので、

    板巾は一般的なサイズより若干幅が広い90mmとしています。

    ゆったりとした印象になります。

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    床は広葉樹(堅く、強い)、天井は針葉樹(柔らかく、優しい)と使い分けてます。

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    光の射す方に梁を掛けることで、

    天井に影が生じず、きれいな天井面になります。

    躯体の壁の内側に、もう一層下地を組み上げ、

    4本引き分けの障子を戸袋納まりとします。

    窓の下にはカウンター収納をしつらえます。

    窓辺、窓近傍のデザインを考えてます。

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    リビング横には一段下がったアルコーブ(たまり)をもうけ、

    薪ストーブ、オーディオを置きます。

    空間が単調にならないよう、床のレベル差、天井の高さの操作を行ってます。

  • 2023.12.05
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    無事、根雪になる前に外部足場が外れました。

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    正面の雑木林に長く接するよう東西方向に長い平屋建てとなっています。

    屋根は3.5寸勾配の切妻屋根。

    外壁を雨や風から守るため軒は1.1mと深く出しています。

    妻面はバランスを取るため、若干浅く屋根を掛け、窓の上に小さな庇を設けています。

    外壁は道産カラマツ材の下見板張りとしてます。

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    構造材の登梁は化粧として表しで見せ、その内々に杉の羽目板を張っていきます。

    羽目板は巾広い板材ではなく、より繊細に、上品に見えるよう、スリットの入った小幅板の羽目板材としています。

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  • 2023.11.22
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    外壁板張り

    道産カラマツの荒木板を、下見板張りで張り上げていきます。

    真鍮釘の手打ち

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    玄関ポーチは江別産レンガを敷きます。

    黒っぽい色味のマンガン色

    階段段鼻は積み方を変え、レンガの表情を付けることで、段差を目視出来ます。

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    内部は断熱工事まで完了しました。

    屋根はブローイング吹き込み300mm、付加断熱にグラスウール240mm、計540mmとしてます。

    天井はこれから杉材の羽目板を張っていきます。

  • 2023.10.31
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    ロケーションの良い方に屋根をぐっと下げ、

    意識がそちらへ向かうよう操作します。

    日の差す方へ向かって梁を掛けることで、天井が綺麗に見えます。

    これから登梁の内々に羽目板を張り上げていきます。

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    薪ストーブを据え付ける場所は、

    床レベルを1段下げ、リビングと性格を変えた設えにします。

    コンクリートの床面は札幌軟石を張って仕上げます。

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    玄関からリビングへ至る中廊下。

    ここはメインの解放的な空間に入る前段の導入部なので、

    あえて低く天井を作り、スケールを抑えます。

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    玄関ホールの土間部分は4.5畳とゆとりを設け、

    いろいろな暮らしに対応できるように考えてます。

  • 2023.10.13
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    いよいよ建て方です。

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    3.5寸勾配屋根勾配

    300mmの登梁が均等に掛かっていきます。

  • 2023.09.26
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    札幌宮の森にて新築の住宅を着工しております。

    基礎工事まで完了してますので、まとめてアップさせていただきます。

     

    敷地は南東角地、

    南面には雑木林を望めるというとても良い条件です。

    そのロケーションを享受できるよう東西方向に長い平屋プラン(4間×9.5間)とし、

    南面に接する部分を長くし、主要なメイン部分を南面に配置してます。

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    三笠の加工場にて墨付けをし、刻んでいきます。

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    主な構造材はカラマツ無垢材、梁成の大きなものはホワイトウッド集成材を用います。

    メイン空間の天井は登梁の下端が表しで見え、登梁の内々に羽目板を張り上げます。