Kワイナリー納屋移築再生工事
設計:株式会社フーム空間計画工房+武部建設株式会社
用途:農産製品貯蔵施設
建物の構成
階数:2階
延べ床面積:111.22㎡
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2025.05.13
今回は大工さんの現場乗り込みまでの過程をお届けいたします。
解体の現場から運んできた材料は工場で広げます。
一本ずつ丁寧に通り芯で基準をつくり
再生可能な材料であるのか判断します。
棟梁の墨を基に加工。
刻む。
一方、現場の様子は、、、
大工さんの乗り込み、建物のはじまりとなる基礎を施工中。
今回は石場建ての箇所もあるため、解体と同時に石も調達!
いい感じに成り立ちました。
土台を敷くことで基礎班から大工さんにバトンが渡ります。
次回はいよいよ架構が現場に建てられます。
お楽しみに。 -
2024.11.15
93年前の建物の解体から始まる。
マンサード屋根であり、もともとは馬小屋でもあったみたいです。
外からの見た目は時間をかけて維持修繕を重ねた痕跡が目立ちます。外壁や屋根もやり替えています。
解体が始まり、外壁や屋根で雨風から守られていた架構は
現代に復元可能な状態を保っています。
調査の中で手板を発見する。
建設時の架構がわかる大事なメッセージの一つです。
次回は解体から新しく生まれ変わるための大工さんの墨付け手刻みと基礎工事の流れをご説明します。